何か、こんな話でアレなんですけど、できものができまして。
「思われニキビ」ってやつなんだと思うんですけど、あれって相手の思いが強いほど、できものも大きくなるシステムなんですかね?
もしそうなら多分、
「有村架純ちゃんあたりがおかしくなるほど俺を想ってる」って考えないと納得の行かないサイズ感のやつが、左肩の根元あたりに。
できたてホヤホヤの頃は
「ははは愛い奴」くらいに思っていたんですけど、最近になって
「痛い…架純の想いが痛い」と、
できものもメンタルも痛くなってきちゃったんで、これ以上悪化する前に病院に行ってきました。
ベテランっぽい落ち着いた雰囲気の先生で、俺も安心して背中を見せてみたところ
ちょっとひどすぎました。
「まあ変にフォローされるよりズバッと言ってくれる方がいいか…」と腹をくくって先生の説明を聞いていると、その後も
「もうこれメス入れるしかないね」
「痛いよ」
「で、グリグリやって中身出すから」
「これも痛い」
「とりあえず局所麻酔の注射から行くけど」
「この注射が痛いんだ」
全部痛いのは分かったから!そんな連呼されると不安になるわ!こういう式にまとめておいてくれよ!
※そういう式
とにかく、そんな不安の中ですぐ手術台に通されました。
ただ、さっきは痛さばかりをアピールされたけど、もしかしたらそうやって極限まで気構えをさせておいて
「あれ…?説明の割に実際はそんなに痛くなかったな」って思わせる熟練の作戦なのかもしれない。
と思って施術を受けてみたところ
……………………………。
イタイタイタイタイタイタイタイタイタイ!!!!
※あまりに凄惨な光景なので、代わりにモルちゃんの画像をお楽しみください。
純粋に一番シンプルな部類の痛いやつで、余りの痛さに叫んでしまったのですが、昨日も言った通り喉が枯れているので
「全部が悲惨な人」みたいなシャウトが手術室に響き渡りました。
とにかく「やっと終わった…」と一息ついたところ、先生が
「とりあえず今日は薬出して、続きは次回だから」
「次も痛いと思うけど」
俺は、力なく頷くしかできませんでした。
(つづく)