ある晴れた昼下がり、市場へ続く道。
相馬は借りたCDを返しに行きました。あとかわいい仔牛を売りに行きました。
CDを返却ボックスに入れ「よーし、あとは仔牛を売りに行くだけか」なんて思いつつ
本屋で立ち読みをしていると見慣れない番号から電話が。
「はっはーん、いつもの間違い電話だな」なんて思いつつ電話に出ると、TSUTAYAからでした。
話を聞くと、どうやら2つ入っていたはずの歌詞カードがひとつないらしい。
それは大変だ!
え、犯人俺なの?
さすがに泥棒扱いされてはたまらないので反論する。
「サントラだし普通歌詞カードなんて取る意味ないと思うんですけどねえ…」
しまった。余計怪しい。
これでは「普通は取る意味ないと思わせておいて、逆に…?」パターンじゃないか。
これ以上しゃべってもボロを出すだけだと判断し、そのままTSUTAYAへ。
『さきほどお電話いただいた者ですが』
「はい。あのう、歌詞カードがひとつ足りなくてですね…」
『そうなんですか。でも本当に分からないんですよ』
「そうですかー。お家にもございませんかね?」
『ないですね』
しまった。
ちゃんと家の中を探してもないのに
何で『ないですね』なんて言い切ってしまったんだろう。
これじゃますます怪しいじゃないか。
居づらくなったので
『と、とにかく帰って探してみます』
なんて捨て台詞を吐いて家に帰りました。
結局家にもなかったんですけど、ペルソナ4のサントラって歌詞カード2つあります?
もしあるなら夜中こっそりTSUTAYAに侵入して入れておいてやろうかな。
もしそうなったら店員さんまた電話するんじゃないかな。今度は警察に。